桑名市

人にやさしい"省エネ&バリアフリー&可変性"のリノベ

母親思いのご姉弟が、85歳のお母様を近くのマンションに呼び寄せ、快適に暮らせるようにリノベーションをした事例になります。
リセールバリューを高めるために「省エネ&バリアフリー」に加え、様々な家族構成に対応できるようにプランニングをしました。
具体的には、二重床にすることで各部屋との段差を減らし、すべての扉を「引き戸」にしました。
また、トイレ・脱衣室をLDKから入れるようにすることで、「ヒートショック」を防ぐ温度のバリアフリーを実現。安心・安全に暮らせるように配慮しました。そして、可変性を高めるために、各部屋を扉で仕切れるようにしました。 また、玄関土間を広くしてライフスタイルに合わせた使い方が出来るように工夫。土間からも部屋からも収納が出来るようにしてみました。
「お母さんに、どんな暮らしをしてもらいたいのか」を、みんなで知恵を出して、話し合って実現した"思いやり"がいっぱい詰まったリノベーション 事例です。

広い玄関土間が、暮らしの幅を広げます

玄関ドアを開けると、奥まで広がる「玄関土間」買い物に利用する"乳母車"や"シルバーカー"をスムーズに置くことができます。玄関ホールから奥は、収納スペースとしてコートを掛けたり、可動棚に収納したりすることができます。玄関照明は、人感センサー付のLEDダウンライトを多灯設置し、スイッチを入り切りしなくても、自動で明るさを確保できます。


安心・安全の暮らしの為に、リノベーション

床の段差をなくしたり、廊下幅や出入口幅を広げたり、ドアをすべて「引き戸」にすることで、バリアフリー化を図り、安全・安心に暮らすよう配慮しました。玄関の段差は、最低限の段差に抑え、土間にはスロープを設けました。また、トイレや脱衣室をリビングから出入りできるようにすることで、リビングと同じ温度環境にし、冬場の"ヒートショック"を防ぐ"温度のバリアフリー"を実現しました。高齢化社会に向けて、高齢者が安心して暮らすことができる住まいにこだわったリノベーションになりました。

洗面化粧台を独立させることで見える"利便性"

今回のリノベーションプランの特徴として、浴室(ユニットバス)のドアも引き戸にし、脱衣室を広く使うために、洗面化粧台を室外に設置しました。洗面化粧台を脱衣室から分離するプランは、注文住宅ではよ くやる手法ですが、マンションでは排水計画や空間スペースの関係で、あまり用いられていません。このように洗面化粧台を独立させることで、脱衣室のスペースが確保できるだけでなく、脱衣室内のプライベート空間を見られることなくお客様が洗面台を利用することができます。また、朝の身支度や入浴中の歯磨きなど、今まで見えなかった"利便性"が見えてくると思われ、今後も積極的にプランに取り入れようと思いました。